主食は食べものの名前じゃなくて、一食を終わらせる役のこと

主食って、何のことだと思う?

私の中では、「これを食べたら一食が終わった」と思えるもの。ご飯やパンや麺の名前じゃなくて、そういう役のこと。

だから、サラダが主食になってきてると聞いても、そんなに驚かなかった。

「主食化」のニュース

11月2日にテレビ朝日系で流れたニュースによると、サラダボウルなどを主力にした専門店の市場は、2019年に約30億円だったのが、2025年には100億円を超えたんだって。2030年には300億円近くになる見込み、という富士経済の数字も紹介されてた。

肉や魚じゃなくて、サラダをメインに選ぶ人が増えてるらしい。ファミレスでも、サラダのメニューを増やしたところがあるそう。

言葉をそろえておく

主食というと、たぶん多くの人は、ご飯やパンや麺を思い浮かべる。食べものの種類で決める考え方。

私は、役で決める方がしっくりくる。

食べ終わって「よし、一食が済んだ」と思えるかどうか。お腹が満ちたか、気持ちに区切りがついたか。そう考えると、主食は食べものの名前じゃなくて、その人の中での位置づけになる。

ご飯を食べても一食が終わった気がしない日もあるし、スープ1杯で終わる日もある。主食は、お皿の上にあるようで、実は食べた人の中で決まってる。

噛む回数まで決めてある

うおっ、と思ったのは、お店の工夫の話。

紹介されてたお店では、1皿を食べ終わるまでに700〜800回くらい噛むことを考えて、野菜や肉の大きさをミリ単位で調整してるんだって。5口に1回はリンゴが入るようにして、飽きないようにもしてる。

これって、「サラダでも一食が終わった」と思わせるための設計だよね。量だけじゃなくて、噛む回数と、口の中で起きることの変化で満足をつくってる。

主食を役で考えると、このお店がしてるのは、サラダを主食の役に就かせること、、なんだと思う。

「当たり前」になるまで

社長さんは、サラダを主食として食べることが日本の文化として当たり前になってほしい、と話してた。

素敵だなと思う。何を主食にするかは、本当は、もっと自由でいいはずだから。

家で食べるものはどうしても似てくる、自分では思いつかない組み合わせが楽しい、と話してたお客さんもいた。主食の役を、毎日同じ食べものに任せなくてもいい、ということなのかもしれない。

役を決めるのは自分

人のお昼を見て「それ、ご飯じゃないじゃん」と言いたくなることがあったら、たぶんその人と私では、主食の定義が違うだけ。どっちが正しいという話じゃない。

と、えらそうに書いておきながら、私はお菓子だけ食べてる人を見たとき、つい言ってしまった。

何を主食にするかは自由でいい、と思ってるのは本当。でも、お菓子にその役を渡すところまでは、私の線が届いてなかったみたい。結局、私の主食の線は、お菓子の手前に引いてあるらしい。

出典:サラダ市場拡大“主食化”も 規模100億円超 健康志向で専門店に行列 かんで満腹感(テレビ朝日系ANN、Yahoo!ニュース、2026年11月2日)

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